雲南省昆明市のもうひとつの目玉は鉄道博物館です。
昆明北駅に隣接しています。
雲南省は中国の南西部、つまりベトナムやラオス、ミャンマーと国境を接しており、各国の領事館も出揃っているところです。
そのなかでもつい数年前まではベトナムと鉄道も直結し、旅客運行していたとのこと。
ちょっと来るのが遅すぎたようです。この鉄道、メーターゲージで敷設されていました。
中国は標準軌ですが、ベトナムやタイ、ミャンマー、マレーシアはメーターゲージです。

なので、旧満州鉄道系の大きい機関車より、日本の狭軌用に設計された機関車のほうが向いていたのでしょう。日本製のSLが静態保存されていました。
なんとなくD50の面影が感じられますね。機関車、炭水車ともにサイズは大体同じです。
今度京都に帰ったときには梅小路でD50と見比べてみます。

もうベトナムまで乗っていくことはできませんが、それでもこの昆明北駅から1日3往復だけ、通勤汽車がでています。蒸気機関車でなくディーゼル機関車ですけど。
でも中国の画一的な鉄道に飽きたら、趣のことなるこの通勤汽車にのってみてもいいのでは。

昆明北0725発→王家管0818着
王家管0910発→昆明北1005着

がよろしいかと。小生は予定が合わずのれませんでしたが、ぜひどなたか試してみてください。


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看板の1897年製造は間違っていると思います。明治30年に作った機関車が1985年まで現役のわけないですよね。しかも川崎造船は明治39年創業とのことですし。